
【2026年版】鉄筋コンクリート造と鉄骨造の違いは?構造や特徴を分かりやすく紹介
鉄筋コンクリート造と鉄骨造、どちらもマンションやオフィスビルでよく耳にする構造ですが、その違いをご存じでしょうか?賃貸物件やマイホーム選びで迷われている方も多いはずです。
構造の特徴や性能、コストや耐用年数など、知っておくと役立つポイントがいくつもあります。この記事では、鉄筋コンクリート造と鉄骨造の違いについて、わかりやすく解説します。
どちらがご自身に合っているか、神戸市エリアでのお部屋探しの参考として、比較しながら一緒に考えてみましょう。
よくある質問(FAQ)

構造の基本的な違い(鉄筋コンクリート造と鉄骨造それぞれの構造の特徴)
鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)は、建物を「何でどう支えるか」という点で根本的に異なります。まずは、それぞれの基本構造を押さえておきましょう。
この章の3ポイント
- RC造は鉄筋とコンクリートが一体化した構造
- S造は鋼材を柱・梁として組み立てる構造
- RC造は「面」、S造は「点・線」で支えるイメージ
詳しく解説していきます!
鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴
RC造は、鉄筋とコンクリートの特性を相補う形で用いる構造です。引張力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートの性質を活かし、型枠に組んだ鉄筋にコンクリートを流し込んで固めて骨組みを形成します。耐震性や耐火性、耐久性に優れており、住宅だけでなく中高層マンションや公共施設への採用率も高い構造です。
鉄骨造(S造)の特徴
S造は、鋼材を柱や梁として組み立て、そこに壁や床を取り付ける構造です。鋼材そのものが骨組みを担い、軽量かつ工場での部材加工が進んでいるため施工が効率的です。鉄骨の厚みによって軽量鉄骨造(6mm未満)と重量鉄骨造(6mm以上)に分かれ、用途や規模によって使い分けられます。
「面」で支えるか「点・線」で支えるかの違い
RC造は鉄筋とコンクリートが一体化した〈面〉で建物を支えるため、構造全体に荷重が分散され、地震時などの揺れにも強さを発揮します。一方、鉄骨造は〈点〉と〈線〉で支えられているイメージで、柔軟な設計が可能な反面、構造としてはやや揺れやすい特性を持ちます。
性能面の比較(耐震性・耐火性・遮音性・断熱性など)
構造の違いは、日々の暮らしやすさに直結する性能面の差にも表れます。耐震性・耐火性・遮音性・断熱性の観点から比較してみましょう。
この章の3ポイント
- 耐震性はRC造・重量鉄骨造ともに高水準
- 耐火性・遮音性はRC造がやや優位
- 断熱性はどちらも一長一短がある
詳しく解説していきます!
耐震性の比較
RC造は、引っ張りに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートが相互に補完し合い、建築基準法の「新耐震基準」に適合する構造として設計されているため、耐震性に非常に優れています。S造は工法や設計によってはRC造に近い性能を発揮しますが、特に軽量鉄骨造では中程度にとどまる場合があります。
耐火性・遮音性の比較
RC造は火災時にもコンクリートが熱から鉄筋を保護し、耐火性が高くなります。また構造体が密であることから遮音性にも優れ、外部音や上下階の音をしっかり遮断できます。一方S造は、鉄骨が高温になると強度が低下するため耐火被覆が必要とされる場合があり、遮音性も軽量鉄骨ではかなり低く、重量鉄骨でもRC造に比べると劣る傾向があります。
断熱性の比較
RC造は気密性が高い反面、熱がこもりやすい点や結露・カビなどのリスクには注意が必要です。S造は通気性には優れるものの、構造自体は密ではないため建物によって温熱環境に差が出ることがあります。静かさや耐震・耐火といった安心感を重視される方にはRC造が、コストや工期の観点からも柔軟な設計を求められる場合には重量鉄骨造が選択肢となります。
コスト・工期・耐用年数の違い
鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)について、施工コストや工期、耐用年数の観点で比較し、構造選びにおけるバランスの取り方をご紹介します。
この章の3ポイント
- 坪単価はRC造が高め、S造がやや安価
- 工期はS造の方が短くなりやすい
- 法定耐用年数はRC造47年、S造約34年
詳しく解説していきます!
- 坪単価(施工コスト)の目安
RC造は都市部では概ね90万〜150万円/坪程度であり、構造や仕様によって幅があります。一方、鉄骨造は軽量・重量ともに、おおよそ80万〜120万円/坪程度で、RC造より若干安い傾向です。 - 工期の違い
RC造はコンクリートの打設・養生などが必要なため、工期が長くなる傾向があります。一方、鉄骨造は工場生産された部材を現場で組み立てるため、比較的短工期で進行しやすい構造です。 - 法定耐用年数の違い
RC造は47年、鉄骨造(S造)は軽量・重量を含めておおよそ34年(構造による違いあり)とされています。RC造は法定耐用年数以上に長寿命となることも多く、適切なメンテナンスを行えば60年以上使用可能なケースも報告されています。
初期投資を抑えたい場合は鉄骨造が有効ですが、長期的な資産価値や安心感、維持費を考慮すると、RC造は高額でも長期コストパフォーマンスに優れています。資産性を重視し、長く住み続けたい方や賃貸運用を想定されている場合にはRC造が適していると言えます。
選び方のポイントと検討基準
鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)を選ぶ際には、重視する条件や優先順位を明確にすることが大切です。主な検討基準を整理しました。
この章の3ポイント
- 静かな住環境を重視するならRC造が向いている
- 災害への強さを重視するならRC造が安心
- コストや工期を優先するならS造が候補になる
詳しく解説していきます!
- 防音・静音性
- RC造は厚いコンクリート壁・床で音が伝わりにくく、静かな住環境を重視する場合に適しています。S造は一般的に防音性が低めですが、重量鉄骨やALC採用により改善可能で、費用を抑えて住み心地を調整したい場合に検討されます。
- 災害・耐用性
- RC造は耐震性・耐火性に優れ、災害に強い構造を重視する場合に選ばれやすいです。S造は設計自由度が高く、広い間取りやデザイン性を優先したい場合に適しており、軽量で工期短縮にもつながります。
- コスト・工期
- RC造は材工費が高く工期も長めですが、耐久性や長期的な安心感を重視する方におすすめです。S造は工場製作+現場組立で工期が短く、建築コストを抑えたい方に適しており、家賃などにも反映されやすい傾向です。
防音・静音性を重視するなら
静かに暮らしたい方や、テレワークなどで音を気にされる方には、遮音性の高いRC造の物件がおすすめです。
災害への強さ・耐用性を重視するなら
地震や火災への備えを重視する方は、耐震性・耐火性に優れたRC造を検討すると安心です。
コスト・工期を重視するなら
初期費用を抑えたい方や、デザイン性・広さを重視したい方はS造も有力な選択肢です。ただし、表からは見えない細かな断熱・防音などの仕様は物件ごとに異なるため、必ず内見で実物を確認し、担当者に詳しく聞きながら判断されることをおすすめします。
まとめ
鉄筋コンクリート造と鉄骨造には、それぞれ異なる構造や性能、コスト面の特徴があります。どちらが優れているかは物件の用途や重視したいポイントによって異なるため、ご自身のライフスタイルや将来の計画に合わせて最適な構造を選ぶことが大切です。
- RC造は耐震性・耐火性・遮音性に優れる
- S造は工期の短さ・コストバランスに優れる
- 法定耐用年数はRC造47年、S造約34年が目安
- 迷ったら内見で実物を確認し、担当者に相談するのが安心
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